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28日で御用納め、昨日からしばしのお休みに入りました。
新年の準備にかかっていますが、風邪気味なので少しずつ進めています。

御用納めの日、荒井奈良県知事にお会いしました。
奈良県が秋から実施している市町村情報交換会のアドバイスをしていることで、知事をお訪ねすることになったのですが、荒井知事は元海上保安庁長官でもあります。
本題以外に海上保安庁の話でも盛り上がり(!)予定時間をオーバーしてしまいました。荒井知事は長官時代に、新しいことを次から次へと展開した方で、今回のお話の中でもアイディアが一杯で、奈良県の今後が楽しみになりました。

夕方から夜は、学生さんの論文指導。
修了を目指す2年生にとってはこの冬休みがヤマ場、社会人ですから集中して時間が取れる この年末年始に一気に論文を仕上げるのです。自分の時を振り返ると、大変ですが実に楽しい作業でもありました。

私は「海上保安庁のイメージ分析とイメージ戦略」というテーマで修士論文を書いた(もう15年前になります)のですが、分析手法を使うことで漠然としているデータが意味のあるかたちに変わる発見、そして、海上保安庁の幹部になったつもりで自由に戦略を立てる面白さを味わいました。

テーマを決め、分析のフレームを作り、データ集めやインタビューを実施し、答えを見つけて論証していくのは自分でやるしかありません。
考えるという作業は、瞑想の感覚にも似ているよう思います。
ぐーっと自分の内側に深く入っていき、頭で考えてはいますが、そのことしか考えてないので思考は静かでしーんとしているのです。
考えて考えても答えが見つからなくて、考えることを止め、お風呂に入っているときに、「はっ」とひらめくこともありました。

まるで、水に投げ込んだ石が静かにゆっくりと落ちていき、底についた瞬間、「あっ」と気がつくような発見があるのでとても楽しい感覚です。
私はそれを「思考の純化」と勝手に呼んでいます

創造性に関する研究には、「創造力や想像力のレベルは普段の努力に比例する」ということがあります。
天才達の研究には無意識の経験による「ひらめき」がたくさん報告されているので、ひらめきは天才のみに起こるように思いますが、実は天才ほど深く考え抜いていることも報告されています。
つまり、日常の多くの思考のトライアルや深く考えているが故に、潜在意識が何らか答えを導き出したとも言えます。また、ひらめき、発見、創造性はトレーニングできるとも。

このブログを読みに来た学生のみなさん、年明けの仕上がりを期待しています。
考えることを楽しみながら、論文と格闘して下さいね
今日は、ずーっと「ファシリテーション」について考えていました。
来週、ファシリテーションの研修を依頼されているので、そのための準備です。お茶を飲んだり、部屋の中を歩き回ったり、自分をその気にさせながら準備をしていましたが、考え続けているとさすがに頭が痛くなって、ご褒美にと夕方にはマッサージを受けてきました。

さて、ファシリテーションとは、もとは促進するという英語ですが、
「中立的な立場でプロセスを管理し、チームの力を力を引き出し、成果が最大になるように支援すること」です。
チームビルディングや問題解決に有効なので、数年前から注目されている分野で、ファシリテーション・スキルの本も沢山出版されています。私自身、意思決定やリーダーシップも教えていますので、その視点から組み立てたファシリテーションをお話しています。

ビジネスの場面でのファシリテーション・スキルは様々ありますが、私は「聞くこと」が最も大事だと思っています。
それもただ聞くのでなく、相手の話しの中のポイント・論理(IQ:知能指数)と、更にはその人が伝えたいことは何か、どういう思いや感情があるのか(EQ:心の知能指数)の両面、頭と心からを聞くことです

例えば、相手の内容は仕事の流れと業務量の両方を言っているけれど、改善は無理だという気持ちが根底にあるな~と、頭と心の両方から話の内容を聞くのです。それらを踏まえて、その内容を図や表にまとめながらロジカルに整理していくのですが、いきなりロジカルだけだと反発を招くかもしれません。
「なるほど~、現場ではかなり難しい状況なのですね。しかし、ちょっと待って下さい。現場の仕事の流れの問題を少しプロセスで整理させてもらっていいですか。」と感情を取り入れてロジカルに整理し、「問題はこれで表現できていますか?解決方法があるとしたら・・・」相手と共に考える環境を作り出します。

最近は、クリティカル・シンキング(論理的思考法)もよく取り上げられ、それ自体はよい傾向だと思います。(日本の学校教育では記憶力を鍛えても思考力は鍛えないので) しかし、グループでの問題解決の場面では、論理的思考力は心を合わせた聞く力があってこそはじめて活きるものです。そうでないと、ただ理屈ぽい人と思われて、人をやる気にさせることができません。
また、相手の気持ちがわかっても、論理的に落とす力がないと次の問題解決法へ向けた話へ展開することができないので、仕事ではいまひとつになります。

IQとEQ、ThinkとFeel。これはファシリテーションだけではなく、リーダーシップの領域でも必要なもの。
そして、嬉しいことにトレーニングできるのです。

大学院では自由な時間もあったので、易や風水を先生について学びました。

高校卒業前、“潤子ちゃん、にっこり笑って巡視船船長にダッシュ”と全国紙に突然自分の顔が載っている現実に、「運命ってあるの?私、なんだか波みたいなものに乗っちゃったの?」と不思議な感じがしました。そのときの謎を解く・・・ということで、易を勉強したのです。今でこそ、易も風水も高視聴率番組ですが、15年前は知る人ぞ知る世界、結構気合をいれて勉強(はまったという状態ですね)したので、母親は密かに心配していたとか。

さて、易には「命(めい)の幅を活かす」という言葉がありました。この意味は、「易のさまざまな情報は、その人が本来持っている命(いのちの個性や資質)を最大限に活かすためにある」ということです。

性格判断も職業の適性も、自分の持って生まれた資質を知ることによって、適材適所で働くことができる。それは本人のためにも世の中のためになる。
運気の判断も、今年の運気が、例えばあまり良くない場合、予め知ることによって備えることができる(大難を小難にする)。 結果、予期せぬことで慌てずエネルギーのロスが少ないので、余ったエネルギーを世の中にために使うことができる・・・これが、命の幅を活かすということで、当たるとか当たらないという使い方ではなく、自分を知る情報のひとつなのですね~。

この言葉に出会ってから、「自分を活かすためには?」という視点が、キャリアを考えるときに加わりました。自分のやりたいことを中心にして、これまでの経験、資質、得意なことを掘り起こして活用しています。人生、活かし切って楽しく生きた~い。

易を学んだ身ですが、今は、よほどのことがない限り自分の運気を出したりはしません。「今日は○○だから、○○はできない」「今日は○○をするのに良い日」なんて外の情報にはまりすぎたら、する・しない、できた・できないで一喜一憂し、却って不自由だからです。

易を学ぶ中で、自然の運気のリズムを感じる基礎力とカンは養えたので、それで十分だと思っています。

2人の馬の競走は、こんな続きでした。
「その説明を聞くや否や、1人の人は相手の馬に飛び乗りゴールに向かって走らせた。」

えーっ、自分の馬じゃないの!? 確かに、遅くゴールした方の馬としかない。自分の馬に乗ってと思い込むことで答えはその中でしか探せない・・・それがハビチャル・ドメイン。

この本には、自分のハビチャル・ドメインの発見方法やその拡げ方なども書いてありました。漢詩や太極拳の写真もあり、一休さんのトンチ、禅の思想、東洋的な要素が入っている意思決定の本でした。

私の指導教授が、著者であるYu教授と大変親しく、日本語版を出すべくいくつかの出版社に打診したのですが、結局、見送られました。全面的にお手伝いすることになっていたので、とても残念でした。
Yu教授は中国系のアメリカ人で、静かな(泰然とした)な方です。先生のところでPh.D(ドクターの学位)を目指す学生は「1日100回、笑うこと」を推奨されるのです。そうすれば、自ずとPh.Dは取れるから、と。

マスターのときの指導教授も、思いっきり数学を使うオペレーションズ・リサーチの大家でしたが、「マーフィーの法則」を大変評価しておられました。

何かを考えるとき、データを分析したり、できるだけ情報を集めて答えをさがそうとしますが、禅に代表されるように自分の内側の叡智やイマジネーションの大切さと力強さについて、今、改めて考えています。
「考えるということは、本来、創造的なこと、右脳の世界から始まるもの」だと、私は思っています。

“Habitual Domains" あー、読みたくなってきた。
マイ書庫にあるので探し出して、また、近いうちにアップします。
ハビチャル・ドメインの拡げ方を、私も実践したい。
日本語版を出せれば、いいな~。

明日は、東京です。富士山見えるかな。




今日、1冊の本のことを思い出しました。それは今から10年近く前、大学院で意思決定を研究しているときに出会った“Habitual Domains”という本。日本語では「習慣的な領域論」で、私たちが日常習慣的にしている思考の枠組みについての本でした。

「小さな鎖に繋がれた大きな象」のイラストがあったような。子象の時代に鎖で繋がれる。子象は鎖から逃げようと何度もトライするけれど、力が足りず逃げられない。その結果、鎖を壊して逃げられるほど大きな象になっても逃げようとしない。それが、ハビチャル・ドメインということでした。習慣の罠ですね。

もうひとつ、印象に残っているお話(2人の馬の競走)。
それぞれ、自分の馬を持っている2人。「馬に乗って走らせ、遅くゴールした方に大金を与える」というレース。さて、あなただったらどうしますか? 後ろ向きに走る? その場所で馬にステップを踏ませる?

続きは、明日。



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