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講師をしているサイバー適塾(関西経済同友会のリーダー養成塾)の自主合宿で、熊本に行ってきました。
訪問企業のリーダー方達との意見交換、塾生との討議、そして自然豊かな熊本を五感でも満喫しつつ、たくさんの刺激を受けた2日間でした。

今回の旅で強く感じたことは「One for All,All for one (一人は全体のために、全体は一人のために)」と「喜びの連鎖」です。

訪問先のひとつの黒川温泉は、露天風呂と素朴な自然を活かした温泉地で人気がありますが、昔は老人クラブの方々を送迎バスで連れて来る、地図にも表記されていない湯治場でした。

その再生の鍵は個々の旅館のエゴを超え、旅館全体が全員参加により地域全体の雰囲気・環境を高め、黒川らしさを作ったことにあります。
個々の旅館のバラバラな看板を撤去し自然と調和した統一感のある看板にすること、露天風呂に自由に入れる入浴手形の発行、温泉全体に雑木(桜といった木ではなく敢えて素朴な雑木)を植えること、環境負荷の少ないシャンプーの開発と使用など。「黒川温泉はひとつの宿、道は廊下」といった考え方で進められます。

しかし、最初は反対もあり喧々諤々のプロセスだったようです。
例えば、入浴手形は黒川温泉の好きな露天風呂に3つまで入れるもので黒川の成功のきっかけですが、実施に際しては「他の旅館の浴衣を着たお客さんを、自分のところの風呂に入れないといけないのか」という反対もありました。しかし、全体の環境を高めることが必ず個々の旅館の結果につながるという信念のもとに実施され、黒川温泉のブランドイメージが高まり、観光客を呼び込み(旅館の部屋の稼働率が90%以上)大成功を収めます。

さらに、入浴手形の収益は個々の旅館と旅館組合の収入になるような仕組みになっており、その収入で黒川温泉全体の次なる環境整備事業が実施できるという循環を生み出しています。

勿論、成功の陰にキーパーソンはいますが、みんなで話し合い、まとまったことが大きな力となっています。

現在はみんなで一つのことをやるという状態から、「個々の旅館の強みと個性を活かすことで黒川温泉に貢献する、黒川温泉から南小国町という地域全体で考える」という次の進化のプロセスに入り、トライしているようです。

作り込まれ過ぎていない、でも細部に心配りが感じられる、どこにもありそうな田舎の風景、でも妙に落ち着く・・・そんな黒川温泉で、「One for All,All for one」を改めて感じました。
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